2005年5月より営業しておりましたいっぷく食堂は、
2017年3月をもって、休業することと致しました。
長年のご愛顧、誠にありがとうございました。
只今、新しいスタイルでの営業再開に向け準備中です。
営業再開までしばらくお待ちください。
いっぷく食堂とは…
障がい者の自立と社会参加を支援するために、障がいを持つ子どもの親たちで作る「いっぷく食堂家族会」によって、ケアハウス4階地域交流スペースで喫茶活動などを行っている場所です。
食事作りやお給仕の仕事に就きたい、体験したい。
家に居るよりも、外に出て友達をもっと作りたい。
障がいを持った人の様々な希望に応えられるような…そんな活動に「いっぷく食堂」は取り組んでまいります。
いっぷく食堂の運営方針
障がいを持つ方々を地域から隔離し、日常生活と日中の活動を同じ場所に定め、当事者の安全確保をはかる、という構想のもとにミニコロニーなどの整備が昭和50年代から本格化してきました。しかし中軽度の障がいを持つ方々の大部分は就職の道が険しく、学校を卒業した後の対応については家族はもちろんのこと、地域にとっても大きな課題でした。 |
ミニコロニーなどの整備と平行して、地域で受け止める施設を、ということで授産施設や作業所なども数多く誕生しています。ただ、日中の活動内容といえば内職下請け作業が中心で、納期に追われ、結局は保護者や施設職員が納期に間に合わせるための作業を行うといった傾向が見られます。作業単価も安く、施設における障がいを持つ方の平均月給が新潟県では5,000円程度という実態があります。 | 〈いっぷく食堂〉は社会福祉法人しただ〈ケアハウスいっぷく〉の施設内4階にあります。食堂のフロアからは美しい下田の自然風景が見渡せます。 |
また障害者自立支援法という法律により、障がいを持つ方が地域で普通に生活する(ノーマライゼーション)ための様々なサービスの利用についても、一定額の負担金の発生が想定されています。本人たちが受け取る障害基礎年金でさえ決して充分な額ではありません。たとえばグループホームに入居を希望しても、現在の年金額から一定額の負担金が発生すれば、親亡き後、生まれ育った地域で暮らしていくには、かなり窮屈な生活になりそうです。
「いっぷく食堂」は、このような内職下請け作業からの脱却を目指し、利用者本位の、かつ一般就労への可能性を探りながら、「自立するためのお金は自分で稼ぐ」ことができるようになることを目標にして日々活動を行っております。